うつ病の人はEDになりやすい?意外な関係性について

仕事や人間関係によるストレスが慢性的に続き、うつ病を患いながら生活している人も世の中にはいるでしょう。

うつ病にも程度があり、症状が軽い場合は仕事や学業だけでなくパートナーとセックスができることもあります。

しかし、EDには心因性によるものもあるため、うつ病の男性は普通の男性よりもED発症のリスクが高いかもしれません。

うつ病とEDの関係性について

フィンランドにおける研究により、うつ病患者とそうではない患者の発症率の比較が行われたことがあります。

調査が行われた結果、うつ病を発症するとEDも発症しやすいというデータが報告されています。

ちなみにEDを発症すると、うつ病を発症する傾向が高くなるデータも一緒に報告されているのです。

これらのデータから、うつ病とEDには強い関係性があることがわかります。もちろんうつ病を患っている男性のすべてが、EDであるわけではありません。

しかし、精神的に何かしらの問題があれば、心因性EDとなってしまう可能性は否定できません。EDは原因から複数の種類に分類されており、その中の1つにあるのが精神的負担により起こる心因性のものです。

強いプレッシャーやストレスが慢性的に続くと、神経や血管の働きに悪影響が及ぶ可能性があります。思うように勃起ができないストレスから、症状が悪化する男性もいるのです。

またうつ病の人は健康な人と比較して、ストレスに弱く精神状態が不安定と言えるでしょう。精神的な不調が身体的な不調とつながってしまい、心因性EDになりやすくなってしまうと言われているのです。

抗うつ薬による薬剤性EDもある

他の病気と同じように、うつ病は薬物治療を続けることで改善が期待できます。うつ病の治療のためには、抗うつ薬や精神安定剤などが処方されるでしょう。

また不眠の症状がある人には、睡眠薬や導眠薬も処方されるかもしれません。しかし、これらは枢神経に作用すると考えられており、勃起の妨げになる場合もあるのです。

うつ病の症状の1つに、性欲の低下があります。もし性欲が低下している男性は、抗うつ薬による薬剤性EDに気が付きにくいかもしれません。

症状が改善してセックスに前向きになったとき、初めて薬剤性EDの自覚を持つ男性もいるでしょう。

副作用の説明を事前に聞いておく

精神科や心療内科で抗うつ薬を処方される際、医師に副作用について質問することをおすすめします。

ある専門クリニックが公開しているデータによると、医師が副作用の説明を怠っている場合もあるとのことです。事前にEDが起こる可能性を理解しておいた方が、精神的なショックが減少するかもしれません。

また薬を購入する調剤薬局でも、薬剤師から説明を受けておくと良いでしょう。

うつ病により生活習慣が悪くなることも影響する?

生活習慣が悪くなるとホルモンバランスが乱れ、血行も悪くなってしまうかもしれません。男性が勃起を起こすためには、男性ホルモンの働きが重要であると言われています。

体内でホルモンがきちんと働くことで性欲が感じられ、勃起がスムーズにできるようになるでしょう。また勃起とは、ペニスを構成する海綿体が充血することでもあります。

ペニスに流れる血液量が確保できれば、EDの予防や改善が期待できるのです。しかし、うつ病になってしまうと、正しい生活習慣が難しくなるかもしれません。

うつ病の症状により、不眠が起こることもあるためです。夜に眠ることができず、夜と昼が逆転した生活を続けている人もいるでしょう。

不規則な生活によりホルモンバランスが崩れ、血行にも影響を及ぼす可能性もあるのです。

またうつ病による拒食や過食、偏食なども健康状態を悪くする原因となるかもしれません。

うつ病でEDの男性はどうすべきなのか?

以下に挙げる内容を普段から意識すれば、症状が改善されるかもしれません。

  • 担当医や薬剤師に相談して抗うつ薬の種類や数を変更してもらう
  • 抗うつ薬とED治療薬は自分の判断で服用をやめない
  • ストレスや疲労を感じたら無理をせず休養を取る
  • ストレスを発散できる趣味を見つける
  • 体調が良い日は散歩やストレッチなどの強度の軽い運動をして血行を促す
  • 食事はバランスを考えて摂る
  • 睡眠薬や導眠薬は正しく服用して毎日同じ時間に眠るようにする
  • 副作用がある場合はすぐに担当医や薬剤師に相談をする

なるべく規則正しく生活し、体調が悪化しないように努めることが基本となります。体調が悪いことで精神的にも悪影響が及び、またEDの症状も悪化するかもしれないためです。

少しでも気になることがあれば、すぐに相談できるかかりつけの医師がいると良いでしょう。また最近では、かかりつけの薬剤師を指名できる制度もあります。

バイアグラなどのED治療薬は、抗うつ薬と同時に飲用しても健康上は問題ないでしょう。医師と相談しながら2つの病気を計画的に治療し、明るく楽しい人生を目指してはいかがでしょうか。