まったくEDが改善しない場合は糖尿病の疑いあり?

ED治療には薬物治療や特殊な器具を使うなど様々な方法がありますが、それらの治療を行っても改善しない可能性もあります。

もしも治療の効果が全く見られない場合、糖尿病を患っている可能性もあるため、早めに検査を受けてください。

糖尿病になってしまうと満足のいくセックスが困難となり、精神的なダメージを受けることもあるでしょう。

EDと糖尿病にはどのような関係性があるのか?

糖尿病とは血液に含まれる糖分の濃度が高くなり、身体機能が悪くなってしまう病気のことを言います。血糖値が高い状態が続くと、細かい血管がダメージを受けてしまうと考えられています。

すると下半身への血行が悪くなり、ペニスに流れる血液量が少なくなってしまうことに繋がります。ペニスは海綿体と呼ばれる組織が充血することで勃起するため、血行が悪くなるとED発症のリスクが高くなってしまうのです。

また某専門クリニックのデータによると、糖尿病のダメージにより神経障害が起こる可能性もあります。脳が感じた性的興奮が上手く伝達されなければ、勃起が難しくなると言われているのです。

さらに糖尿病による動脈硬化が起こると、よりEDを発症しやすくなる可能性もあります。

生活習慣の悪さが糖尿病の症状を深刻化させる

厚生労働省は生活習慣病とEDには関連性があるというデータを公表し、注意を呼びかけています。

普段からお酒の量が多くタバコを吸う男性は、そういった習慣がない健康な男性よりもEDリスクが高いです。

お酒に含まれるアルコール、またタバコに含まれる物質などが動脈硬化を促進させる場合もあるためです。特に糖尿病の自覚症状がない場合、気付いたときには、一般的なED治療薬では改善できないほど深刻化してしまっているかもしれません。

気になる場合は専門クリニックを受診しよう

ED治療を行っている専門クリニック、または糖尿病治療の専門クリニックであれば詳しい検査が可能です。糖尿病によるEDを診断する場合、ヘモグロビンA1cというタンパク質の数値をチェックすることになるでしょう。検査の結果数値が高いことがわかれば、糖尿病と診断されるでしょう。

また、某専門クリニックが明かしているデータには、EDと糖尿病は合併率が高いとあります。陰茎骨折や中途半端な勃起などの自覚症状がある場合、糖尿病性EDを発症しているかもしれません。

EDが糖尿病の早期発見のきっかけとなる?

ある日突然EDの症状が見られた場合、糖尿病を疑ってください。自分では食事内容などに気を付けていても、ストレスや生活習慣から症状が悪化してしまうこともあるでしょう。

早期発見により糖尿病の治療が楽となる場合もあります。また早期検査により糖尿病でないことが分かれば、ED治療にのみ専念すれば良いので、いずれにしてもEDの症状が見られた場合は、すぐに専門クリニックを受診するようにしましょう。

糖尿病性EDは治療することが可能か?

現代の医療技術では、残念ながら糖尿病を完治させることはできないと言われています。しかし、治療に関する研究は国内外で進められており、様々な治療法が確立されています。

ED治療薬でEDの症状が改善されない場合でも、糖尿病の悪化を防ぎ健康状態を良くすることができれば、勃起が可能となるかもしれません。運動療法や食事療法により、症状が改善される可能性もあります。

補足
生活習慣に問題があれば、規則正しい生活を心がけることが重要となるでしょう。また、勃起に関係する男性ホルモンが不足していれば、ホルモン分泌を促すための治療が行われることになるでしょう。

何をやってもEDが改善しない場合はどうするのか?

糖尿病による症状が重度である場合、運動療法や食事療法ではEDの改善が期待できないこともあります。

他の治療法を試してもEDの症状が続く場合、そしてEDを改善したいという強い希望があるのであれば、強制的に勃起状態を作るための手術を受ける必要が出てくるでしょう。

シリコン製の器具をペニスに埋め込むことで、人為的な勃起が期待できます。

糖尿病性EDの危険因子について

以下の内容に該当する場合、糖尿病性EDの発症リスクが高くなりますので、ご注意ください。

  • 血糖コントロールが上手く行えない
  • コレステロール値が高いがそのまま放置してしまっている
  • 血圧が高くても高カロリーの食事を続けてしまう
  • メタボリックシンドロームなどの肥満体型である
  • アルコール依存症やニコチン依存症の治療を行わない
  • ストレスを溜めたまま我慢してしまう
  • 専門クリニックによる検査や治療を拒んでしまう
  • 運動不足が長く続いている
  • EDや糖尿病について正しく理解しようとしない

糖尿病性EDを発症したとしても、簡単にあきらめないでください。適切な治療を続けることで力強い勃起が可能となり、セックスやオナニーが楽しめるようになることもあります。

治療をせずそのまま放置してしまうと、糖尿病による合併症が起こる場合もあるのです。

EDを患っている男性のすべてが糖尿病であるとは限りません。しかし、上記で紹介したように、日ごろから注意して生活しなければならないことは確かです。糖尿病性EDに関する不安や悩みは専門医に相談し、改善を信じて治療に励まれることをおすすめいたします。