タバコを吸うとEDになる?喫煙者が注意したい勃起不全について

EDを患っている男性の中には、タバコを吸うことが好きで1日に何本も吸う人もいるでしょう。

実はEDとタバコには深い関係性があり、喫煙者はEDの発症率が高くなってしまうというデータも存在するほどです。

今現在ED治療を行っている人やこれから始めようとしている人は、禁煙をした方が良いでしょう。

EDとタバコを吸うことにはどのような関係があるのか?

厚生労働省のデータによると、 生活習慣病にかかる医療費は国民全体の医療費の約30パーセントにもなるとあります。つまりそれだけ生活習慣病にかかる人が多く、糖尿病や高血圧などに注意しなければなりません。

また生活習慣病を患っている男性は、健康な男性よりもED発症率が高いことも調査によって判明しています。生活習慣病を発症すると、血管内の一酸化窒素が不足すると言われています。

一酸化窒素には狭くなった血管を広げる効果があると言われているため、不足することで動脈硬化が起こる場合もあります。

そしてEDは動脈硬化の兆候と考えられているのです。

タバコの中に含まれている有害物質は、血管内の細胞にダメージを与えて血管内皮障害を起こすと言われています。すると血管内の一酸化窒素が減少してしまうのです。

そのためタバコを吸うことで動脈硬化が進行し、EDとなってしまうと考えられているのです。

ペニス周辺の血管にも悪影響が及ぶ

動脈硬化により血行が悪くなれば、ペニス周辺にも血液が流れにくくなるでしょう。
タバコに含まれているニコチンには、末梢血管を収縮させる作用があると言われています。
ペニスだけではなくその近くにある器官や細胞にも悪影響が及び、正常に機能しなくなることも考えられるのです。

禁煙治療に期待できる効果について

ある医療機関が行った研究により、タバコ習慣があった男性に禁煙させたところEDの症状が改善したという報告が行われています。つまりタバコを吸っていた人が禁煙することで、ED治療効果が期待できるのです。その研究はヘビースモーカーに対して行われ、被験者に対して約1ヶ月間の禁煙を課したとのことです。

しかし別の研究により、長期禁煙者と喫煙者を比較してもEDの発症率に大きな差がなかったという報告も出されています。研究では被験者の血管内皮機能に大きなダメージがあり、短期的禁煙によって改善が見られていたという結論が出されました。

タバコによって発症してしまった動脈硬化は、禁煙だけでは改善を期待することが難しいのかもしれません。しかしヘビースモーカーであっても喫煙暦が浅い場合、禁煙によりある程度の効果は期待できるでしょう。

EDのための禁煙治療について

一般的な内科系や呼吸器科系の病院やクリニックの中には、禁煙治療が可能なところもあります。また禁煙治療を専門とする禁煙外来も存在するため、気になる人は相談すると良いでしょう。

普段からタバコを吸っている場合、なかなかやめることができないでしょう。

医学の世界ではタバコ習慣をやめられないことは、ニコチン依存症という立派な病気と考えられています。依存症であるため、自分だけでは禁煙を成功させることは難しいと言えます。タバコの本数が増えてしまえば、EDの症状が悪化する可能性もあります。

そうなる前に医師に相談し、適切な治療を受けることが重要となるのです。

ニコチン依存症の治療は短期間ではなく、長期間にわたり行われるでしょう。最初はタバコを吸えなくなることにストレスを感じ、イライラとしてしまう人もいるかもしれません。しかし医師の指導に従い治療を受け続ければ、最終的にはタバコがなくてもイライラすることがなくなるでしょう。

EDの予防や改善だけではなく、その他の健康効果も得られることは確実です。

ED治療のための禁煙に役立つ情報

以下の情報をチェックして日ごろから意識すれば、禁煙治療の成功率が高まると言えます。

  • タバコの本数をいきなり0本にするのではなく徐々に減らすようにする
  • 禁煙によるストレスを感じたらストレス発散となる方法を見つける
  • タバコの代わりとなるものを見つける
  • 人からタバコを勧められても強い意志を持って断る
  • 目の届くところのタバコを置かない
  • 外出時にはタバコを持ち歩かない
  • タバコの自販機の前はなるべく通らない
  • 店で買い物をする際もタバコのコーナーをなるべく見ない
  • 禁煙治療と同時に運動療法や食事療法も行う
  • 禁煙グッズを試してみる
  • 喫煙により発症率が高まるED以外の病気について勉強する

禁煙をいきなり成功させようとは思わず、少しずつ確実にタバコのない習慣を身に付けると良いでしょう。タバコが楽しみとなっていた人は、他に楽しみとなることを探してみてください。

将来EDになりたくないという人は、今のうちからタバコとは無縁の生活を心がけた方が良いでしょう。既に喫煙者であったとしても、適切な治療を続けることで健康状態が改善してED克服に繋がる可能性が高いです。